
アラブニュース・ジャパン
先日より日本の主要都市でインターネットカフェが休業したことで、多くの市民が安全な住居がないまま行き場を失った。
24時間営業のインターネットカフェのほとんどは個別ブースやシャワー、娯楽を備えているため、日本のホームレスの人々の宿泊場所となっていた。
日本の当局は、現在、東京においてホームレスにホテルの部屋やその他の形態の一時宿泊施設を提供している。一方、埼玉では、スポーツ施設を転用して200人を受け入れることとなった。
日本のホームレス率は他の先進諸国と比べて低いが、BBCによると、4,000人以上が東京のインターネットカフェで寝泊まりしているという。
日本の新聞『Nikkei Asian Review』によれば、東京都は、福祉事務所でホームレスの宿泊者を指定の一時宿泊施設に案内することが可能だ、としている。
しかし、地元のホームレス支援グループの相談員、後閑(ごかん)一博さんは『Nikkei Asian Review』に対し、多くの人が「行政の人々の誤解」により拒否された、と語っている。
安倍晋三首相は、4月7日に東京および他の6府県を対象に、1ヶ月におよぶ緊急事態宣言を発令している。