ニューヨーク:日米韓3カ国の外相は23日午後(日本時間24日未明)、訪問先の米ニューヨークで約30分間会談した。年内に首脳会談を行い、政府間の連携メカニズムを整えることで一致した。
会談には上川陽子外相、米国のブリンケン国務長官、韓国の趙兌烈外相が出席した。日米韓首脳が米ワシントン近郊のキャンプデービッド山荘で会談してから1年余りが経過し、幅広い分野で協力が進展したことを確認。引き続き連携を強化していく方針を申し合わせた。
3氏は北朝鮮の核・ミサイル活動に「深刻な懸念」を改めて表明。国連安全保障理事会での対応や同志国との連携に共同歩調で臨む方針を再確認した。上川氏は日本人拉致問題に対する米韓の支持に謝意を示した。
中国の覇権主義的な動きなど地域情勢についても協議。ブリンケン、趙両氏は中国広東省深セン市で日本人男児が刺殺された事件に対して見舞いの言葉を伝えた。
時事通信