自民党は1日、体調不良を理由に辞任の意向を固めている尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一参院議員会長(71)を推す方向で調整に入った。複数の党関係者が明らかにした。参院では与党が過半数を維持しているため、立憲民主党は比較第1党からの議長選出を了承しており、関口氏は11日召集予定の特別国会で新議長に選ばれる見通しだ。
関口氏の後任には武見敬三前厚生労働相(72)を充てる方向で検討が進んでいる。
関口氏は2003年の参院埼玉選挙区補欠選挙で初当選し、当選5回。外務政務官、総務副大臣、参院国対委員長などを経て、19年に参院議員会長に就任した。1月に旧茂木派離脱を表明した。
時事通信