石破茂首相は5日の衆院予算委員会で、核・ミサイル開発の加速など最近の北朝鮮の動向に触れ、「(北東アジアの)安全保障の状況が根底から変わるかもしれない」と危機感を示した。「断定するつもりはないが、今までの前提が変わるかもしれないと危惧の念を持っている」とも語った。立憲民主党の野田佳彦代表への答弁。
韓国政局の混乱に伴う日韓関係への影響については「予断を許さない。日韓関係の改善を進めてきた尹錫悦大統領の努力を損なうようなことはかりそめにもあってはならない」と強調。トランプ米次期大統領との関係に関しては「日本国の国益と合衆国の国益が両立し、それが世界益になると臆さず言っていくことが大事だ」と語った。
時事通信