
ソウル:韓国は179人が死亡した先月の済州航空機墜落事故に関する予備報告書を月曜日までに発表する予定である。
同省の声明によれば、12月29日、バンコクからムアン国際空港に到着した7C2216便の墜落事故において、鳥の衝突がどのような役割を果たしたのかが調査対象のひとつである。
報告書は国際民間航空機関、アメリカ、フランス、タイに送られると同省は述べた。ソウルはアメリカ国家運輸安全委員会とフランスの民間航空安全調査分析局の調査官に協力している。
墜落の4分7秒前に録音が停止したフライトデータとコックピットの音声記録、管制塔との通信記録を分析し、検証するには数ヶ月かかると同省は述べた。
午前8時58分11秒、パイロットはボーイング737-800型機の下を飛ぶ鳥について話し合い、その後8時58分56秒にメーデー宣言をし、飛行機がゴーアラウンド中に鳥が衝突したと報告した、と声明は述べている。空港のCCTV映像には、ゴーアラウンド中に飛行機が鳥と「接触」している様子も映っていたという。
これまで同省は、パイロットは迂回する前にバードストライクのために救難信号を発したと発表していた。
ジェット機は午前9時2分57秒に墜落し、堤防に激突して炎上、尾翼部分にいた2人の乗組員を除く乗員全員が死亡した。
監視カメラの映像は遠くから撮影されたもので、バードストライクによる火花があったかどうかを確認することはできなかったが、「正確な時間は不明だが、飛行機が鳥と接触したことは確認された」と同省関係者はロイターに語った。
GEエアロスペース社のエンジンの両方からアヒルの羽と血液が発見されたと同省は発表した。
同省は、「ローカライザー 」と呼ばれるナビゲーションアンテナを支えていたコンクリート堤防の役割について、別途分析を行うと述べた。同省は水曜、堤防を撤去すると発表した。専門家によれば、堤防が事故をより致命的なものにした可能性が高いという。
ロイター