
韓国・ウル: 火曜日の深夜、韓国の空港で離陸前の旅客機が炎上したが、乗客176人全員が無事に避難したと当局が発表した。
韓国の航空会社エアプサンが運航するエアバス機は、香港への出発準備をしていたが、南東部の金海国際空港で後部が炎上した。
乗客169人、乗員6人、機関士1人が脱出用スライドを使って避難したという。
消防庁は、避難中に3人が軽傷を負ったと発表した。消防庁によると、火災は午後11時31分に完全に消し止められ、消防隊と消防車が現場に到着してから約1時間後に鎮火した。
出火原因はすぐに判明しなかった。運輸省によると、飛行機はA321型機だという。
火曜日の事故は、済州航空の旅客機が韓国南部の務安国際空港に墜落し、乗員乗客181人のうち2人を除く全員が死亡してから1カ月後に起きた。この事故は、韓国の航空史上最悪の惨事のひとつとなった。
ボーイング737-800型機は12月29日、着陸装置の展開に失敗した後、空港の滑走路から滑落し、コンクリート構造物に激突して炎上した。このフライトはバンコクからの帰国便で、犠牲者は2人のタイ人を除いて全員が韓国人だった。
月曜日に発表された事故に関する最初の報告書によると、当局は飛行機のエンジンに鳥が衝突した痕跡を確認したというが、事故原因は特定されていない。
AP