
ソウル:欧米の旅行会社が木曜日、パンデミック終息後初めて北朝鮮に入国したと各社が発表、孤立した北朝鮮が近く国境都市を外国人観光客に再開する可能性に期待を表明した。
1月、旅行会社は、平壌がCOVID-19に対応して国境を封鎖してから5年後に、北が国境都市である羅先(ラソン)を外国人観光客に再開すると述べた。
北朝鮮も中国もこの計画についてコメントしていない。
北京を拠点とし、主に欧米の観光客に秘密主義国家を垣間見せる高麗ツアーズは、木曜日、同社のウェブサイトに「スタッフが今朝未明に国境を越えた」と書き込んだ。
「ようやく北朝鮮に入国できて嬉しい 」と旅行会社はブログに書いた。
「この国はまだ観光が完全に開放されておらず、これはスタッフだけの特別な旅行である」
しかし、彼らは 「近いうちに 」ラソンの観光開放を確認したいと考えている。
別の旅行会社、ヤング・パイオニア・ツアーズも、北朝鮮国境のスタンプが押されたパスポートの写真をアップロードし、「5年ぶりに戻ってくる 」と宣言した。
高麗ツアーは先週、「2020年1月に国境が閉鎖されて以来、初めて北朝鮮に戻る旅 」の予約を開始したと発表した。
同社はその時、ツアーは2月に行われることを望んでいると述べた。
旅程には、羅先(ラソン)の「必見」スポットの訪問や、「最大の祝日のひとつである金正日総書記の誕生日を祝うために北朝鮮を旅行するチャンスが含まれている」と、同社はウェブサイトに記している。
金正日総書記(現在の金正恩総書記の父)の誕生日は2月16日の「輝く星の日」とされ、通常、軍事パレードを含む大規模な祝賀行事が行われる。
ツアーは中国から出発し、核武装した北との国境まで車で移動する予定だった。
ヤングパイオニアツアーズも1月に羅先ツアーの事前予約を開始した。
羅先(ラソン)は1991年に北朝鮮初の経済特区となり、新しい経済政策の実験場となっている。
北朝鮮初の合法的な市場があり、他の地域とは別のビザ制度がある。
パンデミック以前は北への観光は制限されており、ツアー会社によると毎年約5000人の欧米人観光客が訪れていた。
2017年に学生のオットー・ワームビアさんが投獄され、その後死亡した後、アメリカ人は北への渡航が禁止された。
AFP