
東京:アフガニスタンのタリバン暫定政府のシニア次官級高官15人が、民間の日本の団体と国連関連機関の招待を受け、2月16日(日)から約1週間にわたり日本を訪問すると、日本のメディアやアフガニスタンの関係者が報じた。
タリバンが2021年8月にアフガニスタンの政権を掌握して以来、日本を訪れる同国暫定政府の高官としては初めてとなる。日本はタリバンとの対話を維持しているものの、女性の抑圧などの政策を理由に、暫定政府を承認していない。
東京を拠点とする民間団体「笹川平和財団」や、元国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)代表の山本忠通氏らが、昨年7月にアフガニスタンを訪問した際に、タリバン政府の訪日を呼びかけたと共同通信が報じた。彼らは、タリバン政府が「強く、統一され、国際社会の繁栄する一員となる」ことを目指し、世界との関係を構築することを求めている。
訪問の日程の詳細や、日本政府との会談の有無については不明である。
この招待を受け、タリバン側は外務、医療、教育、文化財などの担当者を含む約6人を選出した。