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『アサシン クリード』新作、日本の国会で批判される

「文化に敬意をもって接することが重要だ」と、保守与党・自民党の議員が国会で発言した。(AFP)
「文化に敬意をもって接することが重要だ」と、保守与党・自民党の議員が国会で発言した。(AFP)
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19 Mar 2025 06:03:36 GMT9
19 Mar 2025 06:03:36 GMT9

東京:日本のある国会議員は水曜日、大ヒットゲーム「アサシン クリード」シリーズの最新作を非難し、侍のキャラクターが神社の内部を破壊することに苦言を呈した。

木曜日に発売されるフランスのユービーアイソフトのゲーム「シャドウズ」は、16世紀の封建時代の日本を舞台にしており、実際の歴史的事件やサムライ映画にインスパイアされている。

しかし、YouTubeにアップされたあるゲームプレイ動画では、キャラクターが神官に向かって弓を放ち、伝統的な太鼓と祭壇を破壊している。

保守的な与党・自民党の加田裕之議員は国会で、「文化に敬意をもって接することは重要だ」と述べた。

「ゲーム内での攻撃や破壊行為が、現実世界での迷惑行為の模倣につながることを懸念している」と加田議員は述べた。

加田議員はまた、フランスのゲームメーカーが、自身の選挙区である兵庫県に実在する神社を、神社自体の許可を得ることなく使用したことを批判した。

「シャドウズ」は、二人のプレイアブル主人公の一人に黒人の侍、弥助を起用したことで、すでにオンライン上だけでなく海外でも激しい議論を巻き起こしている。

侍の描写に反対する日本の嘆願書には10万人以上の署名が寄せられた。

嘆願書の文面は、ゲーム開発者による「歴史的正確さと文化的尊重の欠如」を非難している。

日本のゲーマーは、プレイヤーが崇敬する神社の内部を破壊することができるという事実についても怒りの投稿をしている。

京都にある国際日本文化研究センターの呉座 勇一助教授は先週AFPに対し、このような反応は「予見されていたはずだ」と語った。

「フランスの世俗主義的な原則は理解できるが、宗教に対する無分別な侮辱が強い反応を引き起こす可能性があることを認めることは重要だ」と呉座助教授は語った。

20年にわたる『アサシン クリード』シリーズは過去にも攻撃を受けてきた。フランスの左派強硬派政治家ジャン=リュック・メランションは、フランス革命を舞台にした『アサシン クリード ユニティ』でのマクシミリアン・ロベスピエールの描かれ方を非難している。

木曜日までに「シャドウズ」を関する他の事件には、発売1カ月前にゲームのコピーが流出したことなどがある。

AFP

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