
東京:北朝鮮は、アメリカなどが要求する朝鮮半島の非核化について、「もはや不可能な妄想にすぎない」と述べた。
朝鮮労働党中央委員会副部長の金与正(キム・ヨジョン)氏は火曜日、声明を発表し、アメリカ、日本、韓国による「時代錯誤な非核化への執着」を嘲笑しながら、「そのような要求は、我が国の地位に何の影響も与えない」と述べた。
金氏はアメリカに向けたメッセージの中で、「『完全な非核化』を言い続け、失敗し続けてきた過去の夢をさまようことは、アメリカの政治的判断力がいかに時代遅れで狂気じみているかを世界にさらけ出すことと同じだ」と語った。
さらに金氏は、北朝鮮が核保有国としての地位を「国家の最高法、すなわち基本法により、すべての朝鮮人民の総意で永久的に確立された」と主張し、「これはいかなる物理的な力によっても覆すことのできない揺るぎない選択だ」と述べた。
また、非核化の要求は北朝鮮の主権を否定するものであり、北朝鮮の核戦力は「侵略と脅威を抑止し、国家の主権と安全を守る中心的な役割を果たしている」と強調した。
最後に金氏は、「アメリカによる核の脅威が最大限に高まっているという現実に基づき、我々の核防衛は成り立っている」と述べ、「朝鮮民主主義人民共和国は、国の最も根本的な利益を徹底して守り、地域の平和と安定を確保するために責任ある努力を今後も続けていく」と締めくくった。