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インド・パキスタン紛争の「勝者」と見なされる中国

(Wikipedia)
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11 May 2025 10:05:40 GMT9
11 May 2025 10:05:40 GMT9

アラブニュースジャパン

東京:インドとパキスタンがカシミール地方をめぐって交戦するなか、これまでのところ、この紛争における明確な勝者は中国のようだ。

日経アジアは、日経が安全保障当局者に取材したところ、空戦では自国の領空からは出なかったもののインドとパキスタンの戦闘機125機が活躍したと報じた。

報道によれば、使用された中国機はインドが西側から供与された戦闘機に対して空対空ミサイルを使用し、少なくとも2機を墜落させたという。

J-10C(成都J-10)は、中国国営航空工業(AVIC)の子会社である成都飛機によって生産された中量級の単発多用途戦闘機である。パキスタン空軍は2022年にJ-10Cを導入し、現在20機が就役していると推定されている。

イスラマバードに拠点を置くシンクタンクのカマール・チーマ事務局長は、今回の戦闘は中国の装備の質の高さを示すものだったと述べた。「パキスタンは、中国の軍事技術は勢いを増しており、ヨーロッパのシステムよりも優れていると考えている。

AVIC成都飛機の株価は深セン証券取引所で16%急騰し、その姉妹会社であるAVICエアロスペースの株価は香港証券取引所で6%上昇した。ストックホルム国際平和研究所の報告書によると、2020年から2024年の間に、パキスタンの輸入武器の81%は中国から輸入されたものだという。

日経は、中国の軍事技術は実際の紛争シナリオでテストされており、中国製装備の信頼性を高めるとともに、中国の心理的・戦略的地位を強化し、中国の軍事装備が西側諸国と肩を並べられることを示していると指摘している。

しかし、他のメディアは、中国政府はこの航空機の成功についてほとんど語っていないと指摘し、中国外務省は関連報道から距離を置いていると伝えている。中国のテレビは、パキスタン軍が使用しているPL15Eミサイルの性能だけを強調している。

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