
東京:水曜日、東京の日本記者クラブ前で、パレスチナを支持する日本人および外国人が、イスラエルの外相が記者会見を行うことに抗議して集まった。
抗議者たちは、イスラエル外相について「犯罪者でありテロリスト」であり、ガザでのジェノサイド(大量虐殺)作戦に関与している人物の1人だと非難した。
およそ30人の活動家たちは、その3倍にあたる数の警察官と警備員に囲まれ、イスラエル外相が会場を離れる際には移動を制限され、狭い区域に押し込めた。
記者会見中、あるデモ参加者はアラブニュース・ジャパンに対して、「この建物の中には、戦争犯罪人であるイスラエルのテロリストがいて、それを日本政府と日本記者クラブが招いている。我々はここに『お前は歓迎されていない。パレスチナは必ず自由になる』と伝えに来ている」と述べた。
記者会見に参加したあるジャーナリストによれば、イスラエル外相はスピーチの中で、イスラエル側の従来のプロパガンダを繰り返し、日本のメディアや世論の同情を得るために被害者としての立場を強調していたという。
デモ隊は、メガホンを使って日本記者クラブの建物内にも声が届くように、「イスラエルをボイコットせよ」「イスラエルを廃絶せよ」「この外相を記者クラブから追い出せ」「大阪万博からイスラエルを排除せよ」「川から海までパレスチナは自由になる」「シオニストの人種差別主義者、お前たちがテロリストだ」といったスローガンを叫んだ。
あるデモ参加者は、ロシアには厳しい姿勢と制裁を課している一方で、日本政府がイスラエルに対して何の対応も取らず、イスラエルとは良好かつ非常に友好的な関係を保っているのは二重基準だと非難した。
別のデモ参加者は、パレスチナの旗とともにレバノンの旗を掲げ、「イスラエルに自国の一部が占領されているため、参加している」とアラブニュース・ジャパンに語った。
このように、東京を訪れた高官に対して直接抗議が行われるのは珍しく、現場は緊迫した雰囲気に包まれた。抗議中に、デモ参加者の1人が建物内に連行される場面もあった。
イスラエル外相が退場する際、抗議者たちはより活発になり、ある参加者はスピーカーを通じて「報道関係者の皆さん、外相が今出てきます。戦争犯罪国家イスラエルの外相の発言を評価するなら、どちらの立場を報じるべきですか? 私たち抗議者をきちんと報道してください!」と訴えた。
外相は抗議者に道を塞がれるのを避けるため、車列により迅速に建物から退場した。警察は駐車場の出口に壁を作って、外相とその随行者の出発が円滑に行えるようにした。
記者会見を撮影していた日本の報道陣は、会見終了後にこの抗議活動を広く取り上げた。日本のメディアがこうしたデモに注目するのは非常に珍しいことである。
抗議者たちは、「戦犯ネタニヤフを逮捕しろ」「70年以上続くシオニストによるジェノサイドを止めろ」「何人のパレスチナの赤ん坊を殺したのか?」「イスラエルによる占領を終わらせろ」などと書かれたバナーを掲げていた。
日本記者クラブは、霞が関の省庁、国会議事堂、首相官邸にも近い、東京の中心部に位置している。