
東京:石破茂首相は水曜日、江藤拓農林水産大臣を罷免した。日本国民にとって不可欠な主食であるコメの価格が高騰しているにもかかわらず、コメを買う必要はないと示唆する無神経な発言をしたためだ。
佐賀県の自民党支部が主催したチャリティイベントでの江藤氏の発言は、無神経であるだけでなく、大きな物議もかもした。「米は買ったことがない。支援者のおかげで家に米がたくさんある。売るほどありますよ」と発言したことで、野党、与党議員、国民から抗議が殺到した。後に謝罪と撤回をしたものの、ダメージは回復不可能であり、石破内閣からの前代未聞の罷免につながった。
石破首相は当初、日本の農業が危機に直面している今、江藤農相の舵取りは必要不可欠だと主張し、大臣の続投を目指した。しかし、7月に予定されている参院選と、内閣支持率への悪影響の懸念から、考えを改めたようだ。与党が少数派である間に不信任案が可決される可能性があったことが、江藤氏を罷免する決断を下した大きな要因だった。
石破内閣で初めての閣僚の罷免は石破氏の政治的立場への潜在的な影響が否めない。首相の任命責任も問われており、事態はさらに複雑さを増している。
衆議院宮崎2区から8回当選した江藤氏は、政治家として長く成功した経歴を持つ。しかし、彼の発言は物議を醸し、解任という結果を招いた。