
東京:北朝鮮は月曜日、米本土の安全を確保する最善の方法は、無差別な軍事力の拡大ではなく、他国に対する軍事的脅威や攻撃的行動を完全に放棄することであると表明した。
「米国は、史上最大規模の軍備増強を計画しながら、北朝鮮に対する脅威レベルを引き上げている」と、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)国防省政策局の局長は述べた。
米国国防総省傘下の国防情報局(DIA)の報告書に言及し、北朝鮮側は、米軍の高官らが「北朝鮮の核の脅威」を誇張し、「我が国との戦争の可能性にまで言及した」と主張した。
この報告書はこれらの発言を「憂慮すべき言葉」として取り上げ、米国政府が1兆ドルを超える軍事予算を要求していることと時期を同じくしていると指摘している。北朝鮮は、他国からの「いわゆる脅威」を口実にして、このような軍備拡張を正当化していると批判した。
また北朝鮮は、韓国が朝鮮民主主義人民共和国に対する核戦争計画を明らかにしたと非難し、米国が北朝鮮を標的としていると主張した。
「米国が敵対国の『脅威』に対応するという名目で大規模に実施している軍事力強化策は、朝鮮半島を含むアジア太平洋地域の平和と安全に対する新たな危険信号である。我々は、地域および世界の平和と安全に対する深刻な脅威となる米国の核兵器の動向を注視している。」
朝鮮民主主義人民共和国の武装勢力は、敵対国からの軍事的脅威を効果的に抑止・対応することに尽力していると、声明は述べている。