
ソウル:ロシアの国営メディアは火曜日、ロシアの安全保障担当高官が今月2度目となる平壌訪問を行い、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)最高指導者と会談したと報じた。これは、ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻を続ける中、両国の関係がさらに深まっていることを示す最新の動きだ。
ロシアのタス通信は、ロシア安全保障会議のセルゲイ・ショイグ書記長が、プーチン大統領の「特別な」任務で北朝鮮の首都に到着し、金正恩氏と会談する予定だと報じた。北朝鮮の国営メディアは、この訪問を直ちに確認しなかった。
金正恩氏は、ウクライナでの軍事作戦を支援するため、ロシアに数千人の兵士と、大砲や弾道ミサイルを含む大量の軍事装備を供給している。ワシントンとソウルは、その見返りに金氏が、核武装した軍隊の脅威を強化する可能性のあるロシアの技術移転を求める可能性があるとして懸念を表明している。
4月、平壌とモスクワは、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されたことを初めて正式に確認し、両国の兵士がウクライナのロシア・クルスク州国境地域への侵攻を撃退するために共に戦っていると述べた。プーチン大統領はその後、北朝鮮の戦争参加に感謝し、その犠牲を忘れないと約束した。
6月4日の前回会談で、金氏はショイグ氏に対し、ウクライナ戦争を含む重要な国際問題においてロシアを「無条件で支持する」と表明し、両国の戦略的パートナーシップ強化について議論したと、北朝鮮の国営メディアが報じた。タス通信は、ショイグと金両氏がクルスク地域の再建の見通しを議論し、北朝鮮兵士の戦闘貢献を記念する措置を概説したと伝えた。
AP