
東京:日本の徳仁天皇は日曜日、モンゴルを訪問し、同国で過酷な状況下で収容されていた第二次世界大戦の日本兵数千人を追悼する予定だ。
徳仁天皇の訪問は、第二次世界大戦終結から 80 周年を迎える。近年、天皇は、硫黄島、沖縄、広島など、最も激しい戦闘や爆撃が行われた場所の一部を訪問している。天皇は、これは祖父の昭和天皇の名の下に戦われた戦争の悲劇に対する贖罪と記憶をつなげる努力の一環だと述べている。
日本の兵士のほとんどはシベリアに送られたが、約1万2000人から1万4000人は、ソ連と共に日本と戦っていたモンゴルに送られた。
捕虜の大多数は、モンゴル政府の本部、国立大学、劇場の建設作業に強制労働を課され、これらの施設は現在も首都ウランバートルに保存されている。捕虜たちは過酷な環境と食料不足の中、労働を強いられた。日本側の記録によると、モンゴルで死亡した捕虜は約1,700人に上る。
「今年、終戦から80年を迎えるにあたり、人々の苦しみや悲しみを決して忘れてはならない」と、徳仁天皇は先週述べた。「亡くなられた方々を忘れず、戦時中の過去について理解を深め、平和を愛する心を育むことが重要だと考えている」と述べた。
徳仁天皇は、2007年に皇太子としてモンゴルを訪問している。
AP