
東京:宮内庁関係者によると、91歳の明仁上皇陛下は月曜日、心臓の薬を調整するために入院された。
上皇陛下は、5月に心筋虚血と診断された。これは無症状の心臓病で、冠動脈から心筋への血流が減少する。それ以来、過度の運動を避け、水分摂取を減らしながら、心臓への血流を改善するための投薬治療を受けられている。
同陛下は2019年に生前退位し、菊の御座を皇太子であられた今上天皇の徳仁陛下に譲り、現在は上皇となられた。
宮内庁によれば、2ヶ月間の投薬治療の後、医師は病状にほとんど改善が見られないと判断し、心臓への負担を軽減するための追加治療を行うことを決定したという。
月曜日の入院は、心電図やその他の検査で心臓の状態を観察しながら、副作用を避けるため、新しい薬の適切な量を慎重に決めるためだと宮内庁は発表した。
2012年、明仁上皇陛下は冠動脈バイパス手術を受けられた。3年前には、三尖弁閉鎖不全による右心不全と診断された。
上皇陛下は白い手術用マスクを着用し、上皇后陛下に付き添われながら、宮内庁の御料車の後部座席で病院に搬送された。
宮内庁関係者は、入院期間については明言できないと発表した。
AP