
駐レバノン日本国大使の馬越正之氏は、日本の「草の根・人間の安全保障プログラム」の支援により建設されるレバノン・ハイケル病院の排水処理施設建設の起工式に出席した。
レバノンでは、排水処理システムが十分に整備されておらず、2019年以降の未曾有の経済危機により、既存の公共施設はほとんど機能していない。
同大使は、レバノンの医療インフラと環境衛生の強化の重要性を強調し、この下水処理施設がレバノン北部における感染症の予防に大きく貢献すると述べた。
また、日本がレバノンの環境分野における支援を継続していくことを再確認した。
ハイケル病院のCEOであるニスリン・バザルバチ氏は、日本の支援に感謝の意を表し、この下水プロジェクトが公衆衛生と周辺コミュニティの福祉に与える影響を強調した。
1969年に設立されたハイケル病院は、地域住民に質の高い医療を低価格で提供している。