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日本の首相、来るTICAD8で様々な課題に取り組む方針

(ANJP)
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21 Aug 2022 11:08:29 GMT9
21 Aug 2022 11:08:29 GMT9
アラブニュース・ジャパン
東京: 日本の四方敬之内閣広報官は岸田文雄首相が出席する予定の第8回アフリカ開発会議(TICAD8)について、その重要性を強調した。
岸田氏は首相就任後初めてアフリカを訪問し、8月27日、28日にかけてチュニジアで行われる同会議でアフリカの指導者たちと会談する。
四方氏は「日本はアフリカ諸国の持続可能な発展に向けた支援を行い、適切な統治、安全保障問題への取り組みを促進したいと考えている。これには保健医療分野や、今日の文脈においてはワクチンの配布支援も含まれる」と日本外国特派員協会での記者会見で述べた。
また、ビジネスチャンスが見込まれる地域してアフリカの重要性が高まっていることに注目しつつも、発展途上国は誰と取引するかに注意する必要があると警告、中国を示唆しているのは明白であった。
「例えばスリランカの状況にみられるように、実行不可能なプロジェクトでは支援を受ける政府または国は最終的に打撃を受けるだろう」と内閣広報官は述べ、「債務の罠」に陥る可能性について警告した。
 
「私たちは長期的に持続可能な開発を進める方法を検討している。そのために持続可能なインフラや開放性、透明性が必要だ」
安全保障問題については、故安倍晋三元首相が提唱した自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)にアフリカや中東諸国も含まれていると指摘した。
 
さらに、ウクライナ問題は欧州だけの問題ではないとした。「岸田首相の見解は、ロシアのウクライナ侵攻によって食糧安全保障、食料価格、エネルギー安全保障問題に関する新たな課題が生じているということだ。アフリカ諸国の中にはロシア産小麦を大量に輸入している国もあり、関係を維持したい国もあるかもしれないが、岸田首相はロシアのウクライナ侵攻は欧州だけの問題ではないと主張している。私たちは皆、つながっており、これはアフリカ、アジアをはじめ世界の他の地域にも当てはまる」
日本は長年にわたり国連の安保理改革を推進しており、アフリカからの支援を求めている。四方氏は、「岸田首相が来月国連総会に出席すれば、このような問題を取り上げることとなるだろう。安保理改革を含む国連の改革で、アフリカ諸国と協力したい。ロシアや中国の拒否権が、しばしば安保理の機能を麻痺させているからだ」と述べた。
四方氏は、日本はアフリカを強力な潜在的ビジネスパートナーとみなしており、アフリカ諸国が間違ったパートナーを選べば自国の発展に悪影響を及ぼす恐れがあると指摘した。
「アフリカのビジネスと経済には大きな可能性があるが、同時に質の高い成長を遂げられるようにする必要がある。開発金融がうまく行かないケースもあり、開発金融の持続可能性について確認しておくことも必要だ。また民主的統治や法の支配、紛争などの問題に直面している国もあり、そのような問題においてアフリカを支援したいと考えている」
 
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