
大阪市の松井一郎市長は16日、新型コロナウイルスのワクチン実用化に向けた臨床試験(治験)を30日から大阪市立大付属病院で始めると明らかにした。大阪大発の創薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市)が開発したワクチンを使う。
関係者によると、同社は22日まで動物実験を続け、医療関係者ら希望者30人を対象に治験を始める。
松井氏は「国産ワクチンは非常に重要。(同社を創業した)阪大の森下竜一教授から、一般の人が打てるのは来年春から秋ごろになると報告を受けた」と話した。
大阪府と大阪市は4月、阪大や大阪市大などとワクチン開発の連携協定を結んでいる。
JIJI Press