
【ワシントン時事】米国防総省のヘルビー次官補代理(インド太平洋安全保障担当)は18日、日本が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入計画の停止を発表したことについて、「ミサイル防衛分野で緊密な連携を維持できるよう協議を続ける」と強調した。一部メディアとの電話会見で語った。
ヘルビー氏は導入計画停止は撤回ではないとの認識を示した上で、「前進するための最善の方法を見つけられるよう日本政府と引き続き協力し、技術的側面についても協議を続ける」と発言。その上で「日本は今でもミサイル防衛で模範のパートナーだ」と語った。
一方、退役する航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる次期戦闘機については、共同開発を行えば米企業が果たせる役割があるとしつつも、「これは日本主導の構想だ」と指摘。「同盟国として支援する用意はあるが、日本政府が決めるべきことだ」と述べた。
JIJI Press