菅義偉官房長官は20日の記者会見で、中国の海洋調査船が9~18日の間、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)周辺の排他的経済水域(EEZ)内で、無断活動を行ったことを明らかにした。菅氏は「沖ノ鳥島は国連海洋法条約上の島だと考えており、周辺海域にEEZなどを設定している」と指摘。その上で「中国にはわが国の立場を説明している」と強調した。
一方、中国側は同島について「条約上、岩礁であり島ではない」と主張。日本に調査活動の許可を得る必要はないとの立場を示している。
JIJI Press