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2020年東京五輪、簡素かつ安全を旨とすべき IOCのコーツ氏語る

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24 Jul 2020 06:07:29 GMT9
24 Jul 2020 06:07:29 GMT9

【シドニー 7月24日=ロイター】来夏予定される夏季五輪についてIOC上層部のジョン・コーツ氏は、計画にあたってアスリートの健康と安全を最重要視した、簡素化した大会とすべきとの見解を改めて示した。

コーツ氏は豪州人。国際オリンピック委員会(IOC)の2020年東京五輪調整委員会を率いる。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、同大会は2021年まで開催が延期されている。

IOC副会長を務めるコーツ氏は、開会まで1年となった翌日の24日付の豪紙『デイリー・テレグラフ』へ次のように寄稿した。「全42競技の開催場所が改めて確保できたことは多としたい。競技スケジュールについても同断だ」「状況は変わっている。その中でわれわれとしては大会延期にともなう費用面での影響を軽減するだけでなく、効率的かつ安全かつ持続可能な大会運営がおこなえるよう五輪の簡素化も図らねばならない」「開催まで1年を切ったが、簡素化した五輪とはどういった形態となるのか、明確な見取り図などはない。新型コロナをめぐる状況は日本国内においても世界においても落ち着いていないのが現状だ」

コーツ氏はまた、新型コロナへの対応策の導入はなかなか容易ではないはずだとしながらも、日本政府や東京都、東京五輪大会組織委員会がそうした対策の実施に向け大会運営の責任を司る立場から意欲的な姿勢を見せていることを歓迎した。

「来年の大会開催実現はもちろん、選手が何よりも最優先ということを念頭に、IOCも日本サイドも総力を挙げて計画を練っているところだ」

「世界のアスリートたちが夢見たであろうとおり、オリンピックという舞台で彼らが技を競い合う姿をわれわれも望んでいることに疑問はない。が同時に、その晴れの舞台はアスリートの健康と安全が担保される場でなくてはならない、ということも決定的に重要な前提だ」

豪州五輪委員会の会長も務めるコーツ氏は、大会延期に対する豪州国内のアスリートらの反応について、「感銘を受けた」とした。

「東京大会出場を胸に秘めたアスリートら全員が大会に向けたプランの再調整を強いられた。再調整に向け実に目を見張るばかりに頭を切り替えてくれている」とコーツ氏は記している。

ロイター

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