Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 安倍首相、「病状深刻」見方強まる=公務復帰も入院促す声

安倍首相、「病状深刻」見方強まる=公務復帰も入院促す声

Short Url:
19 Aug 2020 09:08:13 GMT9
19 Aug 2020 09:08:13 GMT9

安倍晋三首相の健康状態をめぐり、持病の潰瘍性大腸炎が深刻化しているとの見方が19日、政府・与党内で強まった。首相は17日に慶応大病院で長時間の検査を受けており、自民党幹部は「病状は相当重いようだ」と指摘。一定期間入院し、体調を回復させるよう促す声が出ているが、首相は職務続行に意欲を示した。

 首相は19日午後、3日間の休暇を終えて公務を再開。首相官邸に入った際、記者団の問い掛けにマスクを外して淡々と応じ、「体調管理に万全を期すため検査を受けた。これから再び仕事に復帰し、頑張っていきたい」と述べた。「休養を勧める声もある」との追加の質問には答えなかった。

 この後、面会した側近の萩生田光一文部科学相が体調を尋ねたのに対しても、首相は「大丈夫だ。責任を持ってしっかり陣頭指揮を執りたい」と強調した。 

 首相は第1次政権末期の2007年夏に潰瘍性大腸炎が悪化。参院選惨敗による行き詰まりもあり、同年9月に退陣した。周辺によると、首相は「政権投げ出し」と批判された当時の経緯を悔いており、長期の休養を促す周囲の助言も断り続けているという。

 しかし、潰瘍性大腸炎は激しい腹痛や下痢を伴うとされ、政府関係者は「(秋に召集見通しの)臨時国会を乗り切れるか微妙だ」との見方を示す。与党内には、首相が入院し、その期間中は麻生太郎副総理兼財務相が職務を代行する案も浮上している。

 自民党幹部は取材に「一度入院し、治療に専念した方がいい」と指摘。公明党幹部も「1週間ぐらい入院して体調を良くして戻ってきたらいい」と語った。

JIJI Press

特に人気
オススメ

return to top

<