
河野太郎防衛相は25日の記者会見で、皇位の安定継承について、「現皇室で男系を維持していくにはかなりのリスクがある」と述べ、女系天皇や旧皇族の皇籍復帰などの選択肢も含めて国民的議論を急ぐべきだとの考えを示した。
河野氏は「男系による皇位継承が続くのが一番望ましい」と強調。その上で、「万が一の場合、今の皇室の内親王殿下、女王殿下が女性宮家として皇室に残られ、そのお子さまが皇位を継承する」「皇籍を離脱した旧宮家の男子が、宮家を復活させるか、養子に入り、皇位を継承する」という二つの選択肢を挙げた。
河野氏は「国民の総意に基づいて天皇陛下の地位がある。なるべく早く国民の間で議論していただく必要がある」と訴えた。
JIJI Press