




アラブニュース・ジャパン
ドバイ:茂木外相が、サウジアラビアの公共および民間部門の改革を支援する日本の意欲は「揺るぎない」と述べた。また、サウジアラビアの推進する産業の多様化は進んでおり、「日本・サウジ・ビジョン2030」の枠組みの中に分類されると付け加えた。
大臣らは、間もなくサウジアラビアが議長国となって開催される予定のG20サミットの議題の見直しも行った。
2人の外務大臣は、イランや地域の平和など、中東の状況に関する意見も交換した。両大臣は日本とサウジアラビアが平和と安定のために協力を続けることで合意した。
東シナ海や南シナ海、北朝鮮など東アジアの状況についても話し合われた。サウジの外相は、日本の拉致問題の早期解決に対し、茂木外相を全面的に支援する考えを伝えた。
サウジの外相は茂木外相と同行の代表団を受け入れるため、昼食会を開いた。昼食会には、外務省のアザム・アブドゥル・カリム・アルカイン協定担当事務次官も出席した。
茂木外相はその後、エネルギー大臣のアブドゥルアズィーズ・ビン・サルマン王子とも面会する。
茂木外相はエネルギー大臣に対し、日本への原油の安定供給について感謝を述べた。また、循環炭素経済の支援、およびエネルギーシステムを強化するサウジアラビアの意欲についても高く評価した。
茂木外相はポルトガルとフランスへの訪問を含む外遊の一環として、金曜にサウジアラビアに到着した。
先週の記者会見で茂木外相はアラブニュース・ジャパンに対し、同国が中東の緊張を緩和するための取り組みの「強力な推進」を続けていると話した。
「日本は原油輸入の約90%を中東に依存している」と、彼は述べた。「中東諸国の平和と安定は引き続き日本にとって極めて重要である」
同外相のサウジアラビア訪問は、11月にリヤドの議長の下で「無事開かれる」G20サミットの準備を整える目的もある。
茂木外相は最近クェートのシャイフ・サバーハ首長が亡くなったことを受け、敬意を表するため10月4日に同国への予定外の訪問も予定している。