
20カ国・地域(G20)の観光担当相は7日夜、テレビ会議を開催した。会議終了後、新型コロナウイルスの世界的な流行で打撃を受けた観光業を支援するため、連携強化の方針を盛り込んだ声明を発表。安全な旅行環境を整え、国際的な往来の再開を後押しする。
日本からは赤羽一嘉国土交通相が出席した。声明では「旅行・観光産業は最も影響を受けた分野の一つで、コロナ禍は産業の大きな転換をもたらす」と指摘。各国で知識や経験の共有を進め、旅行者の安全確保に努めることを強調した。
また、経済活動へのデジタル技術導入が進む中、観光業に携わる中小企業や労働者がその流れに遅れないよう支援する方針を示した。
JIJI Press