
東京:今週、日本の最南端の沖縄島にある、世界遺産に登録された首里城を引き裂いた火災は、放火によるものとは考えにくいと警察は見ている。共同通信が情報源を引用し、金曜遅くに報じた。
匿名の捜査官によると、監視映像や破壊された城の瓦礫などの証拠を検証したところ、地元警察は城内への侵入の痕跡は発見できなかった、と共同通信は報じた。
公共放送NHKは、火事は木曜未明に正殿から出火したと考えられる、と報じた。火は約12時間後に消火されたが、それまでにほとんどの木造の城の主な建築物は黒焦げの骨組みへと変貌していた。
沖縄県の県庁所在地である那覇の警察本部の広報担当者は、調査は未だ進行中であり、警察はどの可能性も排除していない、と述べた。「我々はまだ調査の最中なので、これ以上何も言えません、」と彼は述べた。
15世紀から19世紀にかつて栄えた琉球王国の宮殿、および文化の中心地であった首里城は、2000年にユネスコ世界遺産に登録され、2020年の東京オリンピック聖火リレーの中継地としても予定されていました。
ロイター