
香川県は8日、東かがわ市の養鶏場で、鳥インフルエンザが発生したと発表した。致死率の高い高病原性とみられる。飼育する約4万8000羽は殺処分される。国内養鶏場での発生は、同県三豊市に続き今年2例目。
7日に東かがわ市の養鶏場から死んだ鶏が増えたとの通報があり、県が立ち入り検査を実施。簡易検査に続いて遺伝子検査でも、鳥インフルを確認した。
三豊市では5日、国内の養鶏場で2年10カ月ぶりとなる高病原性鳥インフルが発生。東かがわ市の養鶏場とは50キロメートル以上離れており、人や車両の往来は今のところ確認されていない。農林水産省は現地に専門家チームを派遣し、感染ルートを調べる。
県は今回の養鶏場から半径3キロ圏内にある3戸の養鶏場に対し鶏や卵を移動させないよう、3~10キロ圏内の10戸には10キロ圏外に持ち出さないよう、それぞれ指示した。殺処分は8日中に終了する予定。
浜田恵造知事は同日、記者団に対し「2例目が発生したことは誠に残念。できる限り防疫措置を迅速に行いたい」と述べた。
JIJI Press