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若い見習いの励みに」=工匠の技、ユネスコ無形遺産勧告で

約400年前の創建当時の姿を残す木造5階建ての「宇土櫓」の修復には、本瓦葺などの技術が欠かせないといい、熊本城総合事務所の網田竜生所長(56)は「(修復)技術が注目されることで、熊本城への関心や価値がさらに高まることを期待する」と喜んだ。(Shutterstock)
約400年前の創建当時の姿を残す木造5階建ての「宇土櫓」の修復には、本瓦葺などの技術が欠かせないといい、熊本城総合事務所の網田竜生所長(56)は「(修復)技術が注目されることで、熊本城への関心や価値がさらに高まることを期待する」と喜んだ。(Shutterstock)
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17 Nov 2020 11:11:24 GMT9
17 Nov 2020 11:11:24 GMT9

日本の伝統的な木造建築を修復する職人の技術をまとめた「伝統建築工匠の技」が17日、ユネスコ無形文化遺産に登録される見通しになり、技術を伝承してきた職人らから喜びの声が上がった。

「建造物木工」が勧告された宮大工らでつくる日本伝統建築技術保存会(大阪府東大阪市)の鳥羽瀬公二会長(63)は「うれしい。真っ黒け、ほこりまみれで修理している若い見習いの励みになると思う」と声を弾ませた。

設計や監理を担当する技術者の養成などを行う文化財建造物保存技術協会(東京都荒川区)の高塩至理事長(67)によると、最近では国の「観光立国」政策で、文化財修復の要望が全国から殺到しているという。高塩理事長は「文化財保存の使命を改めて自覚し、さらに精進したい」と話した。

文化財を受け継ぐ人々にも喜びが広がる。2016年の熊本地震で天守閣などが被害を受け、修復作業が進む熊本城(熊本市)。約400年前の創建当時の姿を残す木造5階建ての「宇土櫓」の修復には、本瓦葺などの技術が欠かせないといい、熊本城総合事務所の網田竜生所長(56)は「(修復)技術が注目されることで、熊本城への関心や価値がさらに高まることを期待する」と喜んだ。

JIJI Press

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