- ARAB NEWS
- 20 Apr 2024
Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
日本人アーティスト10人の版画を展示 アブダビ
Short Url:
15 Jun 2022 05:06:41 GMT9
15 Jun 2022 05:06:41 GMT9
Share
アミン・アッバス
アブダビ：在UAE日本国大使館と国際交流基金の協力のもと、日本の展示会「変奏と自立： 現代日本の画家たちの版画」が、6月14日からアブダビで始まった。
この巡回展は、1970年代に版画というメディアを使って現代美術の表現の幅を広げ、版画による幅広い可能性を追求した日本の現代画家10人が制作した版画を紹介するものだ。
この展示会では、日本の現代版画史を形成してきたと考えられる画家たちに焦点を当て、現代美術の流れを汲む画家たちの作品を見て、既存の日本の現代版画史を見直す試みを行う。
この美術展は滝沢恭司氏監修で、村井正誠、オノサトトシノブ、田淵安一、草間彌生、中西夏之、中里斉、村上友晴、彦坂尚嘉、堀浩哉、辰野登恵子各氏らが出品する。
アブダビ・ミュージック・アンド・アーツ・ファウンデーション（ADMAF）の創設者であり、アブダビフェスティバルの芸術監督を務めるフーダ・I・アルカミス・カヌー氏は、アラブニュース・ジャパンの独占インタビューで、この展覧会を企画した経緯とアイデアについて次のように語っている。「UAEと日本が外交関係樹立50周年を迎えるにあたり、この巡回展をアブダビに迎えることは、両国の関係をさらに強化するものであり、今後、この関係をさらに発展させることを約束します」
また、この展覧会は「文化外交は異文化を理解し、国家間の相互尊重と対話を促進する鍵である」というADMAFの信念を支持するものであると説明した。
カヌー氏は、この展覧会を実現させ、「UAEの来場者が日本の現代美術の素晴らしさを体験できるよう、企画の進行に協力してくれた」磯俣秋男大使に感謝の意を表した。
またカヌー氏は、この展覧会は、来場者が日本の現代美術に触れ、世界的に有名な草間彌生氏のような影響力のあるアーティストの才能を見出す機会になるだろうと述べた。
国際交流基金によると、この展覧会はバーレーンとサウジアラビアでも開催予定だが、日程はまだ発表されていない。
アブダビでの展示会は7月7日までGalleria Mallで開催される予定だ。
topics
Share
最新
特に人気
