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リヤドエアポート社、航空インフラ近代化へADB Safegate社と提携

サウジアラビアのキング・ハーリド国際空港。Shutterstock
サウジアラビアのキング・ハーリド国際空港。Shutterstock
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13 Nov 2023 10:11:09 GMT9
13 Nov 2023 10:11:09 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのキング・ハーリド国際空港は、ベルギーを拠点とする航空サービスプロバイダー、ADB Safegate社との提携により、効率性の向上を目指す。

飛行場の運営を統括するリヤドエアポート社(RAC)はこのほど、協力関係促進のため世界的な航空ソリューションプロバイダーと基本合意書を交わした。

協力関係を通して、エネルギー効率の向上、予知保全の導入、旅客移動の効率強化を目指す。  

本パートナーシップには、空港の自動化・監視・メンテナンスプロセスデジタル化の技術的ソリューションを活用した革新的な変革プロセスへの取り組みも含まれる。  

関係各社は、人工知能、機械学習、高度なビデオ解析の可能性を探る計画である。さらに、両社はバーチャルリアリティ、拡張現実、IoT技術でも協力。加えて、5G技術の導入も議題に上っている。 

リヤドエアポート社情報通信技術CEOのOsama Al-Fawaz氏は、本合意は最新の専門技術を利用した同社のデジタル変革目標に沿ったものであると語る。 

Safegate社CEOのLaurent Dubois氏は、リヤドエアポート社が地域的に最も重要な空港のひとつを運営していることを強調し、本合意の変革に対する将来性を強調。また、本合意は、リヤドエアポート社が同分野で最新の国際的技術を採用しようとする熱意を反映していると付け加えた。 

民間航空総局のデータによると、リヤド空港は9月の総合的なパフォーマンスでほかのサウジアラビアの国際航空ハブ空港を上回った。旅客体験と空港の効率性を追跡する11の運営パフォーマンス基準で高得点を獲得したのである。 

同空港は、年間1,500万人以上の旅客が利用する国際線ターミナルのカテゴリーで首位に立ち、順守率は82%に達した。

本基本合意書は、サウジアラビアのビジョン2030国家航空戦略に沿ったもので、旅行・観光部門を強化することで収入源の多様化を目指す。

同戦略の目標によると、サウジアラビアは2030年までに250都市への航空接続を促進し、3億3,000万人の旅客を受け入れ、航空貨物輸送能力を450万トンに倍増させることを目指す。 

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