日本の首相菅義偉は、日曜日に、G20サミットの一環として開かれた会合での発言で、日本は気候変動対策の国際的な努力を主導していくと述べた。
菅首相は、日本は2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロをめざすことをすでに公言しており、グリーン社会の実現を成長戦略の柱のひとつにしていた。
菅首相は「温暖化への対応は経済成長をさまたげるものではない、脱カーボン世界を実現するため日本は国際社会を主導していく」と述べた。
地球温暖化対策にさらなる取り組みをもとめる国際的圧力のもとで、習近平中国国家主席はG20で、中国は2060年までにカーボンニュートラルを実現するなど、全力を挙げて実行を進めると述べた。
日本が先月温室効果ガス排出実質ゼロの具体的目標年を公約したことに引き続き、日本の国会である衆議院は木曜日、地球温暖化対策の実行を推し進めることを目的とした気候非常事態宣言を決議した。
議決により、世界第5の炭素排出国日本は、同様の決議をしているイギリス、カナダ、フランス、さらにはEU圏、そして世界中の2000近くの地域や都市の行政と歩調を合わせることになる。
ロイター