
加藤勝信官房長官は木曜日、日本は3人の香港の活動家らに禁固刑を言い渡したことに「重大な懸念」を持ち、この状況に対し中国に憂慮を伝達した、と述べた。
香港当局は水曜日、2019年に行われた違法な反政府集会を巡り、著名な民主活動家の黄之鋒氏に禁錮13か月以上の判決を言い渡した。反政府活動家に対する今年の判決では最も厳しい。
2020年11月23日、裁判のため香港の西九龍裁判所に到着した民主活動家(左から右に)の周庭氏、林朗彦氏、黄之鋒氏。起訴内容は、2019年の抗議活動に関連した無許可集会。黄之鋒氏ら3人の香港の反体制活動家は2020年12月2日に禁固刑の判決を受けた。(資料写真/AFP)
香港当局は黄氏の仲間である周庭氏と林朗彦氏に対しても、それぞれ禁固10か月と7か月の実刑判決を言い渡した。周氏は流暢な日本語を話し日本でも有名だ。
「周庭氏を含む3人に対して下された判決を念頭に、最近の香港情勢に対する重大な懸念を強めている」と加藤官房長官は定例記者会見で述べた。
「政府はあらゆる機会を通じて中国に対し香港を巡る日本の懸念を伝えてきた」と加藤氏は述べた。
ロイター通信社