
奈良県は6日、同県五條市内の養鶏場で、致死率の高い高病原性とみられる鳥インフルエンザが発生したと発表した。国内では16例目となる。今年は養鶏場では香川、福岡、兵庫、宮崎の4県で発生しているが、奈良県では初めて。
奈良県は養鶏場で飼育している約8万3千羽を殺処分する。半径10キロ圏内で飼育されている約4万7千羽についても圏外への持ち出しなどを規制した。
県によると、5日午前、この養鶏場からいつもより多くの鶏が死んでいるとの通報があった。詳しく調べたところ、約30羽が死んでいた。簡易検査と遺伝子検査を実施し、感染を確認した。
JIJI Press