


東京:サンタクロースのコスチュームに身を包み、ハーレーダビッドソンに乗るバイカーたちが日曜日、2020年にはコロナウイルスのパンデミックにより、より多くの子どもたちが危険にさらされているとし、児童虐待に反対する毎年恒例のパレードで東京の中心部の通りを走行した。
子どもたちにおもちゃを寄付するために開催されるトイランに先立って行われたパレードは、クリスマスの頃には世界的な伝統となっている。東京では、このイベントは2008年に設立された「ハーレーサンタCLUB」のメンバーによって開催されている。
パレードに参加したバイカーたちは、今年のイベントはより多くの子どもたちがコロナウイルスの年の間に家庭内暴力の危険にさらされているため、より大きな意味があると話した。
「特に今年はコロナウイルスが大流行しているので、児童虐待が目に見えないところで起こっていると思います」と同イベントのディレクターである峰たかしさんは話した。
「今は仕事を失った親がストレスを子どもにぶつける可能性が高いので、パンデミックの時こそパレードをしなければならないと思います」と峰さんは言う。
日刊紙の朝日新聞が報じたところによると、パンデミックの影響により家庭で過ごす家族が増えたことで、日本の1か月間の児童虐待件数は昨年の同時期に比べて1~3月の間に20%増加したという。
厚生労働省によると、児童虐待の報告件数は昨年、過去最高だったという。
通常、数百人のバイク乗りがパレードに参加するが、コロナウイルスの影響で今年は約百人の参加者にとどまった。
それでも、ライダーたちは誇らしげに児童養護施設に住んでいる子どもたちにクリスマスの喜びを届けるためにエンジンを轟かせた。
ライダーたちは今年、東京都内の4つの児童養護施設を訪問し、約400人の子どもたちにおもちゃとキャンディを寄付する予定だ。
ロイター通信