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コロナ解雇、8万人に迫る=感染急拡大で先行き不安―厚労省

厚労省幹部は、足元の感染再拡大を踏まえ「雇用への影響は遅れて表れる」と述べ、先行きの雇用情勢について強い警戒感を示した。(Shutterstock)
厚労省幹部は、足元の感染再拡大を踏まえ「雇用への影響は遅れて表れる」と述べ、先行きの雇用情勢について強い警戒感を示した。(Shutterstock)
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28 Dec 2020 08:12:58 GMT9
28 Dec 2020 08:12:58 GMT9

 厚生労働省が集計する新型コロナウイルス感染症の影響による解雇・雇い止めの人数が、25日時点で累計7万9522人となった。感染が急拡大する中、8万人の大台に向けて増加ペースは加速。12月は25日時点で既に3カ月ぶりに前月を上回った。コロナ収束の兆しはなく、先行き不安が高まっている。

厚労省が28日、年内最後となる週間集計を公表した。これによると、全体の解雇・雇い止めのうち非正規雇用の労働者(5月25日から集計)が3万8009人を占める。業種別では製造業が1万6717人で最多。飲食業と小売業もそれぞれ1万人を超えている。

地域別では、東京都が1万9318人でトップ。大阪府が6657人、愛知県が4696人と続いている。

月別で見ると、12月は25日までに5199人に達し、11月の5193人をすでに上回った。週間では、先週(12月19~25日)は約1カ月ぶりの高水準となる1783人。週1000人前後で下げ止まっていた増加幅は、年末にかけて跳ね上がっている。 

厚労省幹部は、足元の感染再拡大を踏まえ「雇用への影響は遅れて表れる」と述べ、先行きの雇用情勢について強い警戒感を示した。

厚労省は、都道府県労働局や全国のハローワークを通じ、見込みを含めた解雇・雇い止めの人数を集計している。ただ、把握できるのは一部にとどまり、実態はさらに深刻とみられている。

JIJI Press

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