
カルドン・アズハリ
東京:金曜、茂木敏充外務大臣は会見で、日本はドナルド・トランプ大統領の弾劾を含め、アメリカの内政の推移について「常日頃から高い関心を持って注視している」と述べた。
茂木外相はアラブ・ニュース・ジャパンの質問に対し、米国が日本の同盟国であることを強調しながら、今回の弾劾手続きでは「少なくとも良好で強固な日米関係は変わることはない」と答えた。1月20日にバイデン新政権が発足するまでの現在は過渡期を迎えていると述べ、「どういったことが起こるのか注視をしていきたい」という姿勢を示した。
また、バイデン政権のインド太平洋調整官に任命されたカート・キャンベル氏をはじめとする新政権の顔ぶれについて尋ねられた茂木外相は、「それぞれの分野で経験豊かで、政策に精通しており、これまでの政権で具体的に仕事をしてきた人が多いと思う」と評価した。
カート・キャンベル氏がオバマ政権下で東アジア・太洋州担当の国務次官補としての経験について触れ、「新政権には、彼を含め、日本に近い様々な人々が含まれていると思う。新政権が、インド太平洋地域のポストを設置したことを歓迎したい。」とも述べた。
茂木外相は、「就任後できるだけ早いタイミングで国際社会の課題、緊迫する地域情勢についてよく日米間ですり合わせしたい。日本としては引き続き、日米同盟の一層の強化や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて協力を深めるとともに、ポストコロナの国際秩序づくりでも日米が緊密に連携して指導力を発揮したいと思っている。」と新政権との連携についても前向きな姿勢を示した。