


ドバイ:UAEのHOPE探査機は火曜日、火星に向けて最終接近フェイズへと入った。6か月間かけ、数百万キロに及んだ宇宙空間への航海の後、いよいよ火星の軌道へと突入する。
そして、UAEの副大統領兼首相を務めるムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首長は、失敗の可能性が50%あるとしながらも、成功を確信していると述べた。
HOPE探査機ミッションは、2020年7月20日に日本の種子島から打ち上げられて以来、4億9,300万キロの距離を飛行し、本日午後3時42分(グリニッジ標準時)に火星周回軌道への突入フェーズを開始する。
火星周回軌道に突入後、HOPEは火星の大気に関する科学データを最大1,000ギガバイト収集し、データは世界中の200の科学・学術機関と無料で共有されることになる。
ムハンマド首長は、このミッションはUAEにとってのみならず、地域全体にとっても歴史的なものであり、他のアラブ人たちにも「高い目標を目指す」ことを促すような刺激的な出来事であると述べた。国営通信社WAMが報じた。
「HOPEの最大の課題は火星の軌道に入ることだ…失敗する確率は50%あるが、成功は手の届くところにあると信じている…」とムハンマド首長は述べた。
「これは、歴史上アラブ人が到達する宇宙で最も遠い場所となる…私たちが目指すものは、私たちには世界中のどんな相手とも競争可能な力があるという希望を、すべてのアラブ人に与えることだ」
ドバイのハムダン・ビン・ムハンマド・アール・マクトゥーム皇太子は、リスクはあるものの、チームはあらゆる結果に対応する準備ができていると確信していると述べた。
「HOPE探査機が火星周回軌道突入および科学的ミッションの開始に向け準備を進めるなか、チームはあらゆるシナリオに対応できる準備ができている」と皇太子は述べた。
アラブニュースでは、このイベントに関するニュースを順次お伝えしています。以下をご覧ください。
12:00 – ムスカットでは、歴史的なイベントを記念して、アーチ型の噴水が赤くライトアップされた。