アラブニュース・ジャパン
東京:茂木敏光外務大臣は記者会見の中で、日本政府はサウジアラビアとイエメンで緊張状態が続いていることや米国によるシリア空爆などの中東情勢を注意深く見守っていくと述べた。
茂木大臣は、「中東における高い緊張状態、これは米国によるシリアへの空爆や、我々が強く非難するホーシー派によるサウジアラビアへの越境攻撃なども含めて日本は引き続き注視していく。我が国は原油輸入の9割以上を中東地域に依存しており、中東地域の平和と安定は極めて重要だと思っている。中東地域からの石油の安定供給は、我が国を含む世界経済の安定と成長にとっても不可欠である。」と述べた。
また、日本は米国と同盟関係にあると同時に中東諸国とも良好な関係を築いてことを生かして引き続き中東の緊張緩和と情勢の安定化に向け、関係国に対する様々なレベルでの働きかけを行っていくことを強調した。
大臣は昨年の自身の中東訪問や、中東各国の外相とも電話会談等を行っていることに触れ、「今後、しかるべきタイミングでアラブ連盟加盟国の外相とも意見交換を行い、緊密な連携を確認したいと思っている。」と述べた。