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緊急事態宣言延長に落胆するレストラン業界

多くの人が、延長すればビジネスに打撃となると不満をもらし、東京や近隣の3県、千葉、神奈川、埼玉で実施される緊急措置の効果に疑問を表した。(シャッターストック)
多くの人が、延長すればビジネスに打撃となると不満をもらし、東京や近隣の3県、千葉、神奈川、埼玉で実施される緊急措置の効果に疑問を表した。(シャッターストック)
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06 Mar 2021 06:03:57 GMT9
06 Mar 2021 06:03:57 GMT9

東京:東京都内のレストラン経営者やその取引業者は、現在の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が7日から2週間延長されると知り、落胆してうなだれた。

多くの人が、延長すればビジネスに打撃となると不満をもらし、東京や近隣の3県、千葉、神奈川、埼玉で実施される緊急措置の効果に疑問を表した。

「この時期は、いつもは歓送迎会で大盛況のはずです」と、千葉市の焼き鳥居酒屋、”浪花屋鳥造”のまつやま・きょうマネージャー(49才)は述べた。「この時期に、これほどお客さんが少ないのははじめてです」

「できるだけ早く通常の営業がしたいのですが、コロナの感染者があまり減っていないので、仕方ありません」と、味わいのある日本風パンケーキのレストラン、”お好み焼き 祇園”のしみず・とおる主任(46才)は述べた。

「まあ、(緊急事態宣言は)続くでしょうね」と、おしぼりレンタル会社、FSX株式会社の犬塚勉専務取締役(54才)は残念そうに述べた。

同企業は、クライアントが最初の予定通り緊急事態宣言が解除されると見込んで、発注を再開したので、工場をすでに再稼働させている。

「会社が無駄に支出をしており、ほとほとうんざりしています」と、犬塚氏は述べた。「この業界は何の補償も得られません」

「政府には今後の見通しを示してほしいです、ただ場当たり的な対処をするのではなく」と、彼は強調した。

神奈川県伊勢原市でイチゴ農園を経営する、かわしま・かずひこさん(58才)は、緊急事態宣言延長がイチゴ狩りの時期と重なるので落胆していた。

「気候が暖かいので、イチゴは早く成長します」と、彼は述べた。「シーズン中に、お客さんが戻って来ないのは厳しいですね」

いちご狩りをする人の人数を抑えて運営を続けているこの農園では、通常の1/5しか訪れる人がいない。訪問客が戻ってくることを切に願っていると、かわしま氏は述べた。

緊急事態宣言延長に効果があるのかという疑問の声も上がっている。

「延長は仕方ありませんが、多くの人が(ウイルスに)それほど気を付けなくなっています」と、ひだ・ほずえさん(73才)は述べた。「私たちはみんな、お互いを護り合わなければなりません」

「緊急事態宣言が出されていても、他の人と夕食をとる人もいます」と、45才の男性介護士が述べた。「延長しても事態は変わらないでしょう」

自営業の26才の男性は、緊急事態宣言を解除すれば、コロナウイルスの感染者がまた増加するきっかけとなると思うので、延長には賛成だと述べた。

「もっと強力な措置で症例を抑え込むまでは、解除すべきではありません」と、彼は付け加えた。

JIJI Press

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