
日本の菅義偉首相は、4月9日に米国のジョー・バイデン大統領と会談する可能性が高いと、日本の読売新聞が日曜日に報じた。これが実現すれば、菅首相は、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談する最初の外国首脳となる。
読売新聞は情報源を明記せずに報じているが、日米両首脳は日米同盟の一層の強化や、インド太平洋地域における航行の自由の実現に向けた連携で合意するとみられる。
首相官邸へ問い合わせの電話はつながらなかった。加藤勝信官房長官は、4月前半に菅首相が訪米することを明らかにしていた。
菅首相の前任である安倍晋三前首相は、バイデン大統領の前任者であるドナルド・トランプ前大統領が2016年に大統領に選出された直後に、外国首脳として初めてトランプ前大統領と会談している。
バイデン大統領と菅首相は、インドとオーストラリアの首脳と共に金曜日、オンライン形式で首脳会合を開催し、2022年末までにアジア全体で最大10億人分のコロナウイルスワクチンを供給することで合意した。これは、中国の影響力の増大に対抗するためのメッセージである。
同紙は、火曜日に東京で開催される外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会では、東・南シナ海で現状変更を試みる中国を名指しで批判することになると報じている。
中国は、南シナ海に建設した人工の島に軍事基地を建設しており、南シナ海の大半に及ぶ海洋資源の領有権を中国が主張していることについて、米国は「完全に違法」であると、中国の領有権主張を否定している。
ロイター通信