
菅義偉首相は19日、新型コロナウイルスワクチンに関し、米製薬大手ファイザー社のブーラ最高経営責任者(CEO)と行った電話会談を踏まえ、「(国内の全対象者分が)9月までに供給されるめどが立った」と明言した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は米国滞在中の17日にブーラ氏と電話会談した。これに関し、首相は記者団に「9月までにわが国の対象者に対して確実にワクチンを供給できるよう追加供給を要請した。CEOからは協議を迅速に進めたいという話があった」と説明した。
感染者が急増する大阪府の状況については、「極めて危機感を持って対応している。国と府で病床確保に全力で取り組んでいる」と強調。緊急事態宣言発令の是非について「今、まん延防止等重点措置(を適用)中だ。そうした状況を見ながら府とも相談して対応していきたい」と語った。
JIJI Press