アラブニュース・ジャパン
東京: さまざまな労働組合から約100人のデモ隊が土曜、経済産業省前に集まり、パンデミック下の労働条件への政府の対応を求めて首相官邸まで行進した。
新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、グループで集まらないよう政府が要請しているにもかかわらず、日本や世界の労働者を称える日に、ユナイテッド航空労組、全労連、プレカリアートユニオンなどが東京に集結した。
首相官邸の外で組合は1日8時間の有効勤務を要求し、感染が拡大して以来続いている労働条件の悪化を非難した。
労働組合員の朝倉玲子氏は,もはやローンを支払うことができず,食糧援助を求めなくてはならないほど困難な状況にある労働者について語った。また、多くの労働者が同時に2つか3つの仕事に就かなければならないと指摘し、その国の労働者の面倒を見るのは政治家の責任だと強調した。
ある航空労組の幹部は、ユナイテッド航空に対して「不当な」解雇などの苦情を申し立てた組合員83人をはじめ、感染拡大以降の業界の雇用喪失について語った。
集会の間、労働組合員らは過労や貧困などが原因で自殺したすべての労働者を追悼するため1分間の黙祷を行った。