
アラブニュース・ジャパン
東京:日本政府はベラルーシ当局が民間航空機を強制着陸させたことを強く非難し、これは国際民間航空条約に反する疑いがあると述べた。
東京の外務省は声明で「ベラルーシ当局が強制着陸させた航空機に搭乗していた特定の乗客を恣意的に拘束することは不当である」と述べた。
5月23日、アテネ発ヴィリニュス行きのライアンエアー航空機が、ベラルーシ上空飛行中に、安全上の脅威があるとしてベラルーシ当局によりミンスクに強制着陸させられた。安全検査の結果、同機に異常は確認されなかったが、同機に搭乗し、これまで国家騒乱罪等の容疑でベラルーシ当局に手配されていたジャーナリストのロマン・プロタセヴィチ氏が拘束された。
「日本を含む国際社会の訴えにもかかわらず、ベラルーシ政府が市民の恣意的な拘束など法の支配と民主主義の原則に反する対応を続けていることは極めて遺憾である」
日本政府は「ベラルーシ当局に対して、市民の恣意的な拘束や力による弾圧を直ちに停止し、法の支配と民主主義の原則を遵守して国民的対話に取り組むよう、改めて強く求める」