
カイロ:エジプトは水曜日、有名な都市ルクソール近郊で、3600年前にさかのぼる古代の岩窟墓や埋葬坑など、いくつかの発見を発表した。
ザヒ・ハワス古代遺産財団が発表した声明によると、これらはナイル川西岸地区のデイル・アル・バハリにあるハトシェプスト女王の葬祭殿の土手道で発掘された。同財団は、2022年9月以来、古代遺産最高評議会と協力してこの遺跡の調査を行ってきたという。
墳墓から発見された遺物には、プトレマイオス1世(367-283年)の時代のアレキサンダー大王の像が描かれた青銅貨、粘土で作られた子供のおもちゃ、ミイラを覆うカルトナージュや葬儀用の仮面、翼のあるスカラベ、ビーズ、葬儀用のお守りなどが含まれていた。
ハワスは記者団に対し、今回の発見は「歴史を再構築」するものであり、古代エジプト人が神殿内でどのようなプログラムをデザインしていたかを理解するものだと語った。
考古学者たちはまた、ハトシェプスト女王の谷間の神殿跡、中王国時代(紀元前1938年〜紀元前1630年)の岩窟墓、第17王朝の埋葬坑、ディジェフティ=メスの墓、アサシフ・プトレマイオスのネクロポリスの一部も発見した。
これらの岩窟墓は、プトレマイオス朝時代以降に強奪されたものである。それでも、エジプトの調査チームは、パンやワイン、肉を供えるのに使われた陶器のテーブルなどの遺物を発見した。
紀元前1580年から紀元前1550年にかけての埋葬坑の内部からは、幼い子供のものを含む、類人猿型の木製の棺が発見された。それは約3600年前に埋葬されて以来、そのまま残っていた。
AP