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アメリカの最新制裁はトランプの強硬なイラン政策での理にかなった措置だと専門家

ワシントンのホワイトハウスで記者会見中のスティーブン・ムニューシン財務長官。(ロイター)
ワシントンのホワイトハウスで記者会見中のスティーブン・ムニューシン財務長官。(ロイター)
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13 Oct 2020 04:10:58 GMT9
13 Oct 2020 04:10:58 GMT9
  • イラン金融業界というこの新しい標的は、アメリカのドラルド・トランプ大統領のイランに対する最大限の圧力政策とよく一致したものだ(べーナム・ベン・タレブー氏)。
  • スティーブン・ムニューシン米財務長官は、制裁はイランがテロ活動支援を停止し、核計画終了まで継続すると述べた。

エフレム・コサイフィ(Ephrem Kossaify)

海外資産管理事務局は、制裁を管理しているが、スティーブン・ムニューシン米財務長官が「イラン政府の悪意のある活動に資金提供している追加手段」と特定した、イランの主要18行(金融業界全体)を標的にしている。

制裁は「イランがテロ活動支援を停止し、核計画終了まで継続する」と同長官は述べた。

この最新の制裁措置は、イランの核計画に関する2015年の国際協定である包括的共同行動計画(Joint Comprehensive Plan of Action)の下で回避されていたイラン制裁を、イラン政府が本合意に違反したと非難して、その「スナップバック」をアメリカが宣言した数週間後であった。

「イラン金融業界というこの新しい標的は、アメリカのドラルド・トランプ大統領のイランに対する最大限の圧力政策とよく一致している。これは聖職者の政権を懲罰、抑圧、阻止し、交渉のテーブルに着かせるために非常に創造的な道具を使っている」と、無党派の在ワシントンDCシンクタンク、民主主義防衛財団 (Foundation for the Defense of Democracies) 上級フェローであるべーナム・ベン・タレブー(Behnam Ben Taleblu)氏はArab Newsに語った。

「イラン経済は現在全く健全ではない。この現在の(アメリカの)政策が続けば、イラン革命の外交政策、すなわち、交渉と外国圧力への抵抗政策は続けられない。」

マイク・ポンペオ国務長官は、制裁は「中東とそれ以外に計り知れない苦しみをもたらした、過激で革命的な大義を支持するためイランの人々の富を使った政権とその腐敗した高官に向けられている」と語った。

同氏は、「アメリカは、政権の略奪に長期間苦しめられていた犠牲者であるイラン民衆への支持を継続する」と述べた。

しかし、新しい制裁の一部は人道的取引を認め続けるだろうと米財務省は主張する一方で、イランの人道的資源の利用に有害な影響をもたらしかねないと、批評家は反対する。

「イランは食糧と医療品の確保はさらに難しくなるだろう」と、大西洋評議会(Atlantic Council)の「イランの未来構想」(Future of Iran Initiative)ディレクタのバーバラ・スレイブン( Barbara Slavin)氏はCNNに語った。

「確かに多くの人を屈服させるが、イスラム共和国を倒さず、アメリカへの憎悪が強くなるだけだ。」

「これは全く正当な懸念だ。しかし、イランが平和的でない危険で不安定化させる道具を常に選んでいる時、この政権と対処するための戦闘の道具よりも懲罰、強制、阻止という平和的な道具を意図的にアメリカが選んでいることを留意すべきだ。」と、ベン・タレブー 氏は語った。

「現在の経済的道具と同時に、アメリカは、その歴史の他の時点よりそうであろうが、イランに人道的取引を認める法的抜け穴と多数の法令を作成しようとしている。例えば、イラン中央銀行は、同行が不安定化しようとしているとして非拡散とテロリズムの当局の複数に攻撃されたが、ある人道的取引に対しては財務省の一般ライセンスの議論の対象であった。」

イランの国連使節はアメリカの犯した「経済テロ」を非難した。

「イラン指導層が、これまで40年超、国益より革命の利益を、民衆の福祉より政権イデオロギーを優先することを選んできたのに、突然、長年虐げられてきたイランの人々を西洋諸国の政策に反対する大論争で一種の道具として武器化することに自信をつけたのは本当に恥ずかしい」と、ベン・タレブー氏はコメントした。

アメリカの新しい命令は、銀行と取引する非イラン機関も罰し、実質上、銀行を国際金融システムから切り離すことになる。

外国企業には、イランでの業務の段階停止に45日与えられ、全活動の停止か「第二の制裁」に直面する。

外国銀行は、罰せられるリスクがあるため、除外された人道的分野でも取引には落ち着かないようだ。

欧州が常に包括的金融サービスのブラックリスト化に反対していた理由の一つがこれである。

アメリカの最新措置は、イランに関する欧州諸国と他国との緊張を深めるとオブザーバは語る。

「残念ながら、欧州の政策は同じようなものだ」とベン・タレブー氏は語った。

「国際ならびに欧州の指導層の多くはアメリカ指導層と横並びで、イランのテロへの物的支援、海外でのイランのテロ行為、中東中心部でのイラン政府代理機関の活動、武器拡散、ミサイル試験輸送、およびイランの増加する核備蓄と他の国際合意違反を非難している。」 

「しかし、肝心な時に、ほとんど何もしなかった。欧州連合がミサイル使用でイランに制裁を最後に課したのは2012年12月だった。」

しかしながら、在ワシントンDCのある専門家は、イランの脅威を見る上でこの大西洋を挟んだギャップは埋めることができ、特に政権のレスラーのナビッド・アフカリ(Navid Afkari)処刑後、欧州諸国が「口が人権に関するところに資金を提供」して制裁を改善するチャンスがあると信じている。

ワシントンのサークルには、新しい制裁が地域により有害な環境を生み出し、イランをイラク国内代理部隊経由で報復させることになると恐れるものもいる。

アメリカが先月この『スナップバック』を発表した時、ハサン・ロウハーニー(Hassan Rouhani)イラン大統領は、『アメリカのいじめへの痛烈な対応』を脅し、『危険な結果』を警告した。

これをイラン政策の段階的エスカレーションだとタレブー氏は見ている。「提示されている政策がそれほど被害を与える時、その政策を継続しないよう脅かす以外頼れるものはない。」

「この制裁は極めて効果的で、イランはますますお手上げになっている。私はこれを窒息に例える。窒息に近づくほど身体から空気が無くなり手は上下に揺れる。だから、この種の反応が生まれる。政策の観点からの疑問は、『封じ込め、制限し、争い、無効にすることができるのか?』だ。」

イラン専門家は、最終的に新しい懲罰の強制は、政権阻止の成功を決定する上で重要だと強調した。そうでなく緩いと「イランだけでなく第三国による不正行為、暴力、摘発が増える可能性がある」と語った。

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