

アラブニュース・ジャパン
東京:日本は1年間をかけて、月面の水氷資源を利用した月面推薬生成プラント(ISRU)の概念研究を行うことを計画している。
この事業は月の砂(レゴリス)から氷の形で水を抽出し、これを分解して液体水素と液体酸素を生成、主に月離着陸機や飛翔移動機の推薬として利用することを目的としており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が行っている。
これは月から出発する宇宙船に燃料を供給するのに大いに役立つと期待される。
日揮ホールディングスはJAXAと協力してこの研究を行う予定だ。
阪本冨美男副社長は、「砂漠、ジャングル、極北、海上など様々な環境のもとで2万件以上のプロジェクトを遂行してきました。また1980年代から2000年代初頭にかけて、宇宙ステーションを利用した微小重力環境利用サービスの提供、安全・品質保証分析など宇宙関連ビジネスにも携わってきました」と語った。
「今回、当社グループのみならず、人類にとっても大きな挑戦となる月面推薬生成プラント構想の検討に参画する機会をいただけたことは大変光栄であり、新しいイノベーションに携われることに大変興奮しています」