アラブニュース
ドバイ:当局がサイクロン「シャヒーン」への対応に追われるなか、オマーンで子供1人の死亡が確認されたと 、国営オマーン通信が報じた。
「行方不明であった子供は、マスカット行政区にあるアルアマラット州の浸水地域で死亡しているのが発見された」と同局は伝えている。
アルアマラット州の避難所は、サイクロン「シャヒーン」の影響を受けた複数組の家族を受け入れたと、同局は付け加えた。
オマーンは、日曜日の夕方か追って通達があるまで、首都マスカットの空港を発着するフライトを延期・変更すると、オマーンの空港当局は公式ツイッターアカウントで発表した。
サイクロンに格上げされた「シャヒーン」は、時速116キロの強風に加え、非常に影しい雨と鉄砲水を伴う見通しとなっている。
もっとも甚大な被害を受けるのは、マスカット、北バーティナ、南バーティナ、アル・ブライミ、南シャルキーヤの行政区と予想されている。
南シャルキーヤ内部および周辺の海も荒れるとされ、オマーンの民間航空局は12メートルに上る波が発生する可能性があると警告している。
日曜日午前、バウシャル州のアザイバ地域で車が立ち往生した2人が救出されたと、オマーンTVは声明で述べた。
オマーンと国境を接するアラブ首長国連邦も、同様の警告を発し、浜辺や沿岸部を避けるよう住民に呼びかけた。
「予防措置として、また皆様の安全を確保するために、今後の天候状況の中で、一般の人々が海岸、谷間、低地を訪れることを禁止します」とアラブ首長国連邦の緊急災害管理庁(NCEMA)は述べた。
「担当チームのメンバーは、サイクロンによる国への影響、とくにオマーン海に面した東部地域への影響に対処するための一連の予防措置案を検討しました。また、被災地における人々の安全と事業の継続性を確保するための先制措置を検討しました」と声明は付け加えた。
アラブ首長国連邦の東沿岸部の一部は、明日10月3日(日曜日)から10月日(火曜日)まで影響を受けると、声明は述べた。