
東京五輪の韓国選手団が選手村の食事に福島県産食材が提供されることを懸念し、近隣ホテルに給食センターを設置したことについて、同県の内堀雅雄知事は19日の定例記者会見で「本当に残念だ。生産者らが努力を重ね、安全対策や徹底したモニタリング検査をしている」と述べ、誤解や偏見を正すよう訴えた。
東京電力福島第1原発事故に伴い日本産食品に対して輸入規制を設けている国・地域は、韓国を含めて現在も14に上る。内堀知事は、こうした風評被害について「政府として(安全性に関する)事実を発信し、毅然(きぜん)として対応してほしい」と求めた。
時事通信